上を向いて歩こう
8月に復帰して3ヶ月があっちゅう間に過ぎた。
気が付けば11月。
今日は以前の上司が自宅で事務所を立ち上げる日。
一言でもお祝いを伝えたいところだけれど
あれだけ世話になっておきながら
彼女の立ち上げになにも協力しなかった私が
今さら何を言えよう・・・
メールで
「おめでとうございます。ご活躍をお祈りいたします」
これが精一杯の気持ち。
彼女は謀反を起して組織から追放され
産休中であった私は、自らの預かり知らない所で共犯とされており
元の部署への復帰は叶わず、本部預かりとなった。
配属先がなかなか決まらなくて途方にくれていた時
拾ってくれたのが現在の直属の上司。
彼は、約十年前入社した30代前半の男性で
入社当時は私がオリエンテーションした人であったりする。
「あの頃のkotomamaさんは怖くてねえ。」
これは既に彼の口癖となりつつある言葉であるが
「どうせ辞めていく人の一人」
として単なる新入社員としてしか見ておらず
私には当時の記憶は一切ない。
その彼が、このところ落ち込み気味だった私に言う。
「入社して間もない頃
『注意されてカチンと来ても一番言いたい言葉を飲み込みなさい。
それから先ず誤りなさい。』
と教えてくれましたよ。」
ひぇ〜^^:まあ、当時の彼の態度がそれくらい横柄と言うか
若かったからつい言ってしまったのでしょうけれど
そんなご立派なこと言ってたのねえ私は。
今となっては二階に向かって唾吐いていたのと同じようなもん。
なんだか、傷んだ心にじわじわと浸透しました。
「あれ以来、僕も第一声をできるだけ柔らかく言おうと思っているんです。
誰でも優しくされたいですからね。」
たしかに、彼の相談援助能力は群を抜くものがある。
あんた、偉いよ。
さすがに「長」と名の付くポストを射止めただけのことはあるね。
誰でも間違う。
私だっていつも正しいとは限らないし、正しけりゃいいってモンでもない。
人を変えようって思っちゃだめ、自分が変わらなきゃ。
使い古された言葉も覚えてなくちゃ意味がない。
負うた子に教えられるとはこのことで
いい勉強させていただいておりますです。
かしこ
追伸:ということで、カリカリするのは止めです。